質屋でお金を借りる流れについて詳しく紹介!質入れと買取どっちがいいの?

突然お金が必要になった時、便利なのが質屋での借り入れです。

質屋は少額から高額融資まで、まとまった金額をその日中に借り入れできます。

消費者金融や銀行カードローンとは違ったシステムでの借り入れなので、どんな人でも利用しやすい方法です。

しかし、利用方法や預かってもらえる品物を詳しく知らない人も少なくありません。

この記事では、質屋を利用するメリットやデメリットから、実際の利用方法まで詳しくまとめました。

近々質屋の利用を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

目次

質屋ってどんな店?お金を借りる仕組み

まず、「質屋」がどのようなお店なのか、どのような仕組みで借り入れできるかをご紹介します。

質屋とは、品物を預ける代わりに、預けた品物の査定額に準じて融資してくれるお店を指します。

要するに、品物を担保として借り入れするシステムです。

質屋で借りたお金を返済できれば預けていた品物は返却されます。

逆に、借りたお金を返済できなかった場合、預けていた品物の所有権が質屋に移ります。

上記を質流れといい、質流れとなった品物は売却または他業者に卸されるため、二度と手元には戻りません。

品物が質流れになると、借入金を返済しなくてよくなるのが質屋の大まかな概要です。

以上のように質屋では、普段あまり使わない用語を用いて取引する場合があります。

質屋でよく見かける用語をまとめてみました。

質屋で使う用語 意味
質草 質屋に預ける品物のこと。いわゆる「担保」と同じです。
質入れ 質屋に品物を預けること。「預け入れ」と同じです。
質流れ 質屋に預けていた品物の所有権が質屋に移ること。
流質期限 品物を預けて借り入れたお金の返済期限。流質期限が過ぎると、質草は質流れとなります。
質札 質屋に品物を預け入れ、お金を貸したと証明する書類。いわゆる契約書です。借入金を返済し、質草を返却してもらう際に必ず必要な書類です。
利上げ 流質期限前に追加の利息を支払い、借入期限を延長すること。

質屋は昔ながらの難しい用語を使っているので利用しにくい人もいるでしょう。

しかし、言葉の意味さえ分かっていれば特に難しくありません。

手元に質入れできる品物があれば、誰でもすぐに融資を受けられる便利なお店です。

「なるべく早く融資を受けたいけれど消費者金融は使いたくない」といった人に向いています。

質入れで借りられる限度額は査定額の7~8割が目安

質屋で借りられる金額は、質入れする品物の査定額を基準に7~8割程度です。

例えば査定額10万円の品物では、最大7~8万円まで借りられます。

品物の査定額を満額借りられるわけではないので注意しましょう。

一例として、どれくらいの査定額があれば希望の金額が借りられるかまとめました。

借入希望額 必要な査定額
5万円 7~8万円以上
10万円 14~15万円以上
50万円 70~75万円以上
100万円 140~150万円以上
300万円 420~450万円以上

上記のように、例えば10万円借りたければ、査定額15万円程度の品物を用意しなければなりません。

「想定より借入金額が低かった」とならないよう、借入希望額を上回る目安で品物を用意してください。

質入れと買取の違いは?どちらを選ぶべき?

質屋では、質入れだけでなく買取も行っている場合が多いです。

買取は品物を預け入れるのではなく売却してお金を得ます。

ブックオフやセカンドストリートといったリサイクルショップと同じ原理です。

質屋を利用するにあたり、質入れと買取どちらを利用すべきか迷う人も多いでしょう。

同じお店で扱っているサービスですが、質入れと買取では内容が大きく異なります。

それぞれの違いについて、具体的にまとめた内容が以下の通りです。

質入れ 買取
借入限度額 査定額の7~8割まで 査定額満額
利息の支払い あり なし
お金の返済 あり なし
品物の扱い 借入金を返済すれば返却、返済できなければ売却 売却となり、手元には戻らない

質入れと買取について、大きな違いは品物とお金の扱いです。

質入れはあくまで「品物を担保とした借り入れ」なので、期限内に返済すれば品物が返却されます。

買取は「品物の売却」なので、一度手放したら二度と手元に戻りません。

質入れの場合、同じ品物で何度でも融資を受けられるのも大きなポイントです。

買取は品物を手放してしまいますが、質入れは返済さえできれば手元に品物が戻ってきます。

同じ品物を質入れして何度も借り入れできるので、品物がある限り借り入れを続けられます。

また、受け取れる金額も差があるので気を付けましょう。

質入れは査定額の7~8割までしかお金を受け取れませんが、買取では査定額を満額受け取れます。

どちらの方法にもメリットやデメリットがあるので、質入れか買取どちらを選ぶかは、個人の希望によるでしょう。

質入れが向いている人 買取が向いている人
・できるだけ品物を手放したくない
・何度も借り入れを利用したい
・できるだけたくさんお金を用意したい
・品物に思い入れがなく、手放してもいい

上記を参考に、質入れと買取どちらを選ぶか考えておきましょう。

審査なしで高額融資OK!質屋でお金を借りるメリットはたくさんある

「借り入れする」と考えた時、すぐに「質屋を利用しよう」と考える人は多くないでしょう。

実は知られていないだけで、質屋にはたくさんのメリットがあります。

特に、カードローンの審査に通らない、借りられなかった人でも利用できるのは大きな特徴です。

質屋を利用する際のメリットについて詳しくまとめました。

質屋を利用するメリット

  • 審査なしで借りられる
  • 少額融資から高額融資まで望める
  • 即日融資できる
  • 返済義務がない
  • 一度質流れになっても何度でも利用できる
  • 借入がバレにくい

質屋は審査なしで誰でも利用できる

質屋での借り入れは、カードローンのような審査が行われません。

そもそも融資を受ける際の審査は、借入金を返済できる「返済能力」があるかをチェックするために行われます。

質屋は、預け入れる品物を担保にお金を貸すシステムです。

担保となる品物があるため、返済できなくても、店側は担保になっている品物を売却すれば貸し付けたお金を回収できます。

品物を預け入れている以上、質屋側が損することはほんどありません。

上記の理由から、質屋では返済能力をチェックする審査なしで借り入れできます。

カードローンの審査には通らない無職や専業主婦でも、問題なく利用可能です。

質屋の借り入れは信用情報に影響しない

質屋での借り入れは審査がないため、信用情報も照会されません。

現在信用情報に傷がある人でも借り入れできるので、信用情報が原因で融資を受けられなかった人にも向いています。

また、質屋の利用履歴も信用情報に記録されません。

返済しきれず質流れとなっても、信用情報には影響しないので不安に思う必要はないでしょう。

少額融資から高額融資まで利用できる

先程も紹介した通り、質屋の借入限度額は質入れする品物の査定額によります。

10万円前後の品物を質入れすれば必要な分だけ借りられる少額融資として利用可能。

数百万円以上の価値がある品物を質入れすれば、カードローンでは借りられないレベルの高額融資も望めます。

一例として、品物ごとの査定額と融資金額をご紹介します。

質入れする品物の例 査定額 借入額
ロレックスの時計 300万円 240万円前後
オメガの時計 20万円 16万円前後
ヴィトンのバッグ 40万円 32万円前後
エルメスのバッグ 52万円 42万円前後
ダイヤモンドの指輪 80万円 64万円前後
カルティエのネックレス 7万円 6万円前後
金の仏像 31万円 25万円前後

※価格参照:大黒屋

200万円を超える高額融資から、10万円以下の少額融資まで様々です。

必ず限度額まで借りる必要もないので、自分の希望に合わせて柔軟に借り入れできます。

金融機関からの借り入れより自由度が高いので、「必要な分だけ借りたい」「少し余裕を持って借りたい」といった人にもおすすめです。

総量規制に制限されずどれだけでも借りられる

質屋は品物を担保に入れて借り入れるシステムなので、総量規制の対象外です。

総量規制とは、借り過ぎを防ぐため一度の借入金額を年収の3分の1までとする貸金業法の一部。

例えば年収が150万円の人は、最大50万円までしか借りられない制度です。

質屋は高額査定してもらえる品物を質入れできるなら、総量規制の制限を超えた借り入れになる人も多いでしょう。

カードローンなら借入限度額を下げられてしまいますが、質屋は総量規制対象外なので問題ありません。

総量規制以上の借り入れを希望する人にもおすすめです。

質屋は持ち込んだその日に即日融資できる

質屋の大きなメリットは、品物を持ち込んだその日のうちに融資を受けられること。

即日融資してもらえるので、急にお金が必要になった場合も対応できます。

質屋は個人情報の審査がなく、品物を査定する時間のみで融資可能です。

個人情報や信用情報の審査より、査定の方が早く終わるでしょう。

査定窓口に品物を渡してから30分ほどで現金を受け取れるので、非常にスピーディーな融資を受けられます。

審査を待っていられない、とにかく急いでいる人にもおすすめの借入方法です。

ただし、以下の条件に該当する場合は即日融資を受けられない場合があります。

  • 査定する品物が多く、当日中に終わらない
  • 借入額が高額で、店頭に現金の用意がない

一度に多くの品物を査定する場合、査定に時間がかかってしまいます。

閉店間際や混雑時といったタイミングで品物をたくさん持ち込むと、査定が翌日に持ち越される場合があります。

査定がずれ込むと、融資も翌日以降になるため注意が必要です。

必ず当日査定を行ってくれる店舗もありますが、店によるので事前に確認しておくといいでしょう。

また、質入れする品物が高額すぎる場合、店頭に現金の用意がない場合もあります。

数百万円の融資はめったに起こらない上、防犯面も考慮して、店頭に多額の現金を用意しないお店も少なくありません。

偶然高額融資が何件も発生すると、店頭にある現金が底をついてしまう可能性があります。

店頭に現金がない場合、用意できるまで待つか、翌日以降の取り扱いです。

すぐに現金を受け取れる?

はい、即日ご用意いたします。高額の場合は店舗まで事前にご連絡いただけると、お待たせすることなくスムーズにご用意できると思います。

引用元:よくあるご質問|大黒屋

査定の時間や融資金額については、事前に電話で問い合わせると答えてくれるので、事前に問い合わせておきましょう。

返済義務がなく督促や取り立てもない

質屋で借りたお金は、返済義務がないのも大きなポイントです。

先程も説明した通り、質屋は預け入れた品物を担保にお金を貸しています。

貸したお金が返ってこなくても、担保となっている品物を売却すれば、貸付金の回収が可能です。

融資である以上、返済期限を設けてはいますが、返済は求められません。

上記のように、「返済できなくてもいい」というスタンスで運営しているので、返済の取り立てや督促もありません。

「返済できなくて督促状が届く」「家や職場に電話がかかってくる」といったトラブルはないので、問題なく利用できるでしょう。

特に高額融資を希望する人で、返済するお金を用意できる目処が立っていない人に向いている借入方法です。

一度質流れになっても再度利用できる

通常カードローンでは、一度返済が滞ったり延滞してしまうと、次から審査に通過しにくくなります。

支払いの延滞は金融事故として扱われ、信用情報に傷として残ってしまうためです。

質屋では、お金を返済しきれず質流れとなっても、特に記録は残されません。

質流れも立派な質屋の利用方法なので、今後の利用においてマイナス評価される原因にはなりません。

質流れを経験しても、同じ質屋で再度質入れを利用できます。

品物さえ用意できれば利用し続けられるので、「昔質流れをしてそのままにしてしまった」といった人でも萎縮せず利用しましょう。

借り入れは家族や周囲の人にバレにくい

借り入れを家族や周囲の知り合いに知られたくない人も多いでしょう。

カードローンの場合、郵送物が家に届いたり、職場への在籍確認で借り入れがバレてしまう恐れもあります。

質屋では、借入時の在籍確認も、郵送物の発送もありません。

個人情報保護の観点から、家族に対しても意図的に借り入れを告知しないので、自分が誰かに話さない限りバレる可能性は低いでしょう。

ただし、質札の管理には注意が必要です。

質札は、質屋に品物を預けて融資を受けたと証明する契約書です。

質入れした品物を受け取るために必要なとても重要書類なので、返済まで必ずどこかで保管しなければなりません。

質札が見つかってしまうと、質屋での借り入れは簡単にバレてしまいます。

質屋の利用がバレたくない人は、質札が見つからないよう、誰にも見られない場所に隠して保管しておきましょう。

また、家の中で目立つものを質入れした場合、品物の行方を聞かれて借り入れがバレる可能性もあります。

車やバイク、普段遣いしていた時計やバッグといった、なくなると違和感のある品物の質入れはあまりおすすめできません。

周囲に借り入れがバレたくない人は、なくなっても違和感のない品物を質入れし、質札が見つからないよう心がけてください。

長期融資には向いていない!質屋を利用する際のデメリット

質屋は多くのメリットがあるものの、デメリットもあるので注意が必要です。

特に金利に関するシステムは、理解しておかないと後で返済しきれない自体に陥る可能性もあります。

質屋の利用を検討している人は、デメリットもしっかり理解しておきましょう。

質屋を利用するデメリット

  • 金利が高い
  • 3ヶ月以内に返済できないと質流れになる

質屋の金利は消費者金融より高くなるので要注意

質屋を利用するにあたり、利息の支払いが発生します。

借り入れたお金に対し、支払う利息を算出する際に必要なのが金利です。

注意しなければならないのが、質屋の金利表記について。

質屋の金利は基本的に、月利で表記されています。

月利とは、1ヶ月にかかる利息の利率を指します。

質屋が月利表記であるのに対し、消費者金融や銀行カードローンの金利表記は年利です。

借入先 金利 1年間にかかる金利
消費者金融 年利:18.0% 18.0%
質屋 月利:5.0% 60.0%(5.0×12ヶ月分)

数値だけ見ると「5.0%」と表記されている質屋の方が低金利に見えますが、年利に直すと「60.0%」。

消費者金融と比べて何倍も利息がかかってしまうので、長期間の借り入れに向いていないと分かります。

一例として、消費者金融と質屋で3ヶ月間、30万円借りた時の利息を比較してみましょう。

借入先 金利 支払う利息
消費者金融 年利:18.0% 約14,000円
質屋 月利:5.0% 約45,000円

同じ期間、同じ金額を借りても、質屋は利息が3万円以上高く付いてしまいます。

参考に、質屋の利率がどのように設定されているかご紹介します。

質マルシェの場合
融資金額 金利(月利)
3万円未満 8.0%
3万円~5万円未満 7.0%
5万円~10万円未満 6.0%
10万円~20万円未満 5.0%
20万円~30万円未満 5.0%
30万円~100万円未満 4.0%
100万円以上 3.0%

参照:質マルシェ

大黒屋の場合
融資金額 金利(月利)
10万円未満 各店舗による
10万円~100万円未満 1.5%
100万円~1,000万円未満 1.25%
1,000万円以上 0.95%

参照:大黒屋

上記のように、金利は借り入れる店舗や融資金額によって大きく変わります。

できる限り金利が低い店舗を探して利用するのも重要です。

質屋は便利な借入方法ですが、利息が非常に高いので注意して利用しましょう。

利息は日割り計算できないので返済日に気を付ける

質屋で借りたお金を返済する場合、返済の時期も気を付ける必要があります。

質屋では基本、利息の日割り計算を行っていません。

例えば、月々に発生する利息の更新日が毎月1日だったと仮定しましょう。

3月1日に借入をした場合、3月31日に返済すれば支払う利息は1ヶ月分のみでOKです。

しかし、4月1日になると2ヶ月分の利息が発生します。

日割り計算を行ってくれると、4月15日に返済した場合、支払う利息は3月分+15日分のみです。

しかし、日割り計算がないと、1ヶ月半しか借りていなくても2ヶ月分の利息を支払わなければならなくなります。

日割り計算に対応している質屋はあまりないので、返済時期が少しでも遅くなると無駄な金利を支払わなければなりません。

利息が発生する前までに返済するのが理想なので、毎月の利息発生日をしっかり確認しておきましょう。

3ヶ月以内に返済できないと質流れになる

先程も解説した通り、質屋で借りたお金は返済義務がありません。

返済するお金を用意できなければ、預け入れた品物を質流れにしてしまえばいいだけです。

しかし、品物を手元に残しておきたい人は注意が必要です。

品物を質流れにするかどうかは、借入時に決めません。

返済期限である3ヶ月を過ぎると、自動的に支払いの意志がないとみなされ質流れとなります。

質屋は返済義務がない借り入れなので、返済期限が近付いたり、返済期限が過ぎても一切連絡がありません。

自分で返済期限を覚えておき、期限内に返済しに行く必要があります。

返済期限を忘れて、1日でも過ぎてしまうと、すでに質流れとなって店頭に品物がない可能性もあります。

あくまで品物は預けるだけで必ず手元に戻したい人は、返済期限を忘れないでください。

3ヶ月以上借り入れするなら追加で利息を支払う

質屋で3カ月以上借り入れしたい場合、借入期間の延長も可能です。

返済期限前に連絡をすれば、期限を3ヶ月以上に伸ばしてくれる場合があります。

返済期限を延長する場合、当然延長した機関分の利息を支払わなければなりません。

先程も説明した通り、質屋は消費者金融以上に高い利息を支払う必要があります。

「期限を延長できるから」と気軽に伸ばし続けていると、利息が支払いきれない金額まで膨れ上がってしまいます。

質流れにしても、延長分の利息を請求される場合があるので注意が必要です。

支払いきれない金額にならないよう、早めに返済して品物を受け取ってください。

質屋で預け入れられる品物と断られる品物まとめ

質屋では、どんな品物でも預かってくれるわけではありません。

商品の市場価値が高く、需要がある品物のみ査定対象となります。

家にある不用品をかき集めても査定してもらえない可能性があるので、質屋へ行く前にどんな品物が査定してもらえるか確認しておきましょう。

質屋で預けられるものはブランド品や高額商品が基本

質屋で預かってもらえるものは、以下のいずれかに該当する品物が基本です。

  • ブランド品、高級品
  • 市場価値が高い、プレミア商品
  • 買い手が多く需要も高いもの

具体的に預け入れられる品物と、想定される査定金額は以下の通りです。

預けられる品物 想定査定額
ブランド物の腕時計 1~500万円以上
ジュエリー、貴金属 1~500万円以上
ブランド物のバッグ、小物 1~200万円以上
金・プラチナ 5,000円~100万円以上
カメラ、レンズ 1~10万円以上
iPhone、スマホ 5,000円~100万円以上
ノートパソコン、タブレット 1~15万円以上

上記以外の商品でも、質屋が「価値のあるもの」と判断すれば査定してもらえます。

品物の扱いや価値の付け方は各店舗によって変わるため、いくつかの質屋をはしごして査定してもらってもいいでしょう。

1店舗目では査定してもらえなくても、次の店舗では査定対象になる可能性があります。

貴金属や宝石類は高額査定されやすい

貴金属や宝石類は需要も高く、希少価値が高いため高額査定してもらえる傾向です。

ジュエリーのデザインが古くても、はめ込まれている宝石の価値は大きく変わりません。

ブランド品や時計はデザインが古い場合、査定額が低くなる可能性もありますが、宝石は古くても評価が下がりにくいでしょう。

小さいものでも希少価値が高い宝石であれば、高く査定してもらえます。

宝石自体の価値を評価するため、宝石がついていればノーブランド品でも査定してくれる可能性が高いです。

質屋に質入れする品物を探すなら、まず宝石が付いたアクセサリーや貴金属を探しましょう。

車やバイクを預けられる場合もある

車やバイクを質入れして借り入れしたい人もいるでしょう。

車やバイクの質入れは、店舗によって扱いが変わります。

質屋が預かってくれるものは、基本その店舗内または倉庫で保管できる品物でなければなりません。

車やバイクは保管時に場所を取るため、「保管できない」といった理由で質入れできない場合があります。

車やバイクを質入れしたい人は、車両の質入れに対応しているか、必ず事前に電話で問い合わせておきましょう。

車両の質入れ時には、本人確認証以外に以下の書類が必要です。

  • 印鑑証明書
  • 実印
  • 車検証

印鑑証明書は事前に用意しておかなければならないので、車両を質入れすると決めたら準備しておいてください。

車両は高額融資になりやすいため、返済期限を長く設定してくれる場合があります。

しかし、たとえ車やバイクでも期限内に返済できないと質流れです。

大切な車を失ってしまいかねないので、車を質草に融資を受ける際は十分に注意してください。

量産品や価値が低いものは質屋に預けられない

次に、質屋に預け入れできないものについて詳しくご紹介します。

質屋に預け入れできないものは、「市場価値がなく、多く流通しているもの」です。

具体的に、預け入れできない品物は以下の通り。

  • ノーブランド品
  • 生き物
  • 食べ物
  • 植物
  • 土地や建物の権利書
  • 壊れているもの、傷が目立つもの
  • 欠品しているもの
  • 偽ブランド品

ノーブランド品は市場に流通している数が多く、価値を付けられないものが多いため対応していません。

ブランド品でも、手に入りやすい量産品やティーン向けで価値が低い品物も、預け入れできない場合が多いです。

生き物や食べ物といった、保管が難しい品物も質入れできません。

ブランド物で価値が高い品物でも、壊れていたり部品が欠品していると、質入れできない可能性があります。

質入れできても大きく価値を下げられてしまうので、できる限り完品に近い状態にしておくのが無難です。

当然ですが、ブランドをかたどった偽物の品物も質入れできないので注意しましょう。

質屋には、貴金属やブランド品を査定するプロが集っています。

偽物はたいてい見抜かれてしまうので、嘘をついて質入れするのはおすすめできません。

手元にあるバッグや時計が偽物かもしれないと不安な人は、その旨を伝えた上で査定をお願いすると判定してもらえます。

査定自体は無料で、借り入れしなくても行ってもらえるので気軽に持っていきましょう。

購入時ではなく今の市場価値で買取されるので注意

高額査定してもらえると思って持っていったものでも、想定より値がつかなかった人も少なくありません。

質屋では、購入時の価値ではなく現在の市場価値で査定を行います。

購入時は高額で希少価値が高かったものでも、現在買い手がつかないような品物だと査定金額に期待できません。

「世界限定10本」「購入当時は即完売した」といった情報があっても、買い手がつかなければ価値が認められないので注意しましょう。

質屋の査定スタッフはブランド物や貴金属に詳しいですが、すべての品物に精通しているわけではありません。

楽器のように専門性が高い品物は、希少価値を認めてもらえない場合もあります。

質入れする品物を選ぶ際は、現在の商品価値を基準に考えましょう。

預け入れる品物を高額査定してもらうポイント

同じ品物でも、状態や付属品の有無で大きく価値が変わる場合もあります。

高額融資を望む人は、できるだけ高額査定してもらえるよう品物の状態を整えておきましょう。

高額査定してもらうポイントは以下の通りです。

  • 傷や汚れはできる限りきれいにする
  • 保証書やギャランティーカードを付ける
  • 電池は入れ替えておく
  • パーツを揃えて欠品をなくす
  • 品物を複数持ち込む
傷や汚れはできる限りきれいにする

質屋では、傷や汚れのない、使用感がない品物を高く評価する傾向です。

ずっと収納していて汚れている、ホコリが溜まっている品物は、質入れ前に必ず掃除しておきましょう。

故障しているものは、専門家に修繕を依頼するときれいな状態に戻るかもしれません。

修繕費はかかりますが、状態が良くなると質屋で多額の融資を受けられる可能性が高くなります。

傷や汚れ、故障はできる限り直してきれいにしておきましょう。

また、預け入れている最中に汚れや傷が悪化しそうな品物は質入れを断られる可能性があります。

ヒビが入った品物は、3ヶ月間同じ状態を保てるか保証できません。

特別な処置をしなくても現状維持できる品物を用意しましょう。

保証書やギャランティーカードを付ける

ブランド物には、偽物でないと証明するための保証書や証明書が付属しています。

ギャランティーカードとも呼ばれ、このような書類があると商品価値が高く評価されやすいです。

質入れする際は品物だけでなく、ギャランティーカードも付属すると高額査定してもらえます。

また、箱がきれいな状態で残っているのも高ポイント。

品物の箱や包装が残っていれば、一緒に持っていきましょう。

電池は入れ替えておく

時計や電子機器を持ち込む際は、必ず電池を入れ替えておきましょう。

品物が問題なく稼働するかどうかは、査定を行う上で非常に重要なポイントです。

電池を変えるだけで品物が動けば、価値が高くなりやすいでしょう。

腕時計の電池は数千円で交換してもらえるので、事前に電池の確認をしておいてください。

パーツを揃えて欠品をなくす

パーツが細かく分かれる品物は、欠品しているものがないか確認してください。

1つでもパーツが不足していると、不完全品として査定してもらえない可能性があります。

特にカメラやパソコンといった電子機器は、購入時に付いていた付属品まで揃っていると高評価です。

説明書の有無も評価されるので、できる限り購入時の状態に近付けてください。

品物を複数持ち込む

質屋には、同時にいくつも預け入れできます。

1点だけでは希望の融資金額に届かなくても、品物を複数質入れすると希望額に届くかもしれません。

査定に時間はかかりますが、できるだけ多くの品物を用意して行くといいでしょう。

質屋でお金を受け取るまでの流れを詳しく解説

ここからは、実際に質屋で融資を受けるまでの流れを詳しくご紹介します。

先に述べておくと、質入れの流れは難しくなく、最短30分ほどで現金を受け取れます。

初めて質屋を利用する人は不安に感じるかもしれませんが、流れを頭の中に入れておけば問題ありません。

質屋に行く前に、融資までの流れをしっかり確認しておきましょう。

質入れする際に必要な持ち物は以下の通りです。

  • 質入れしたい品物
  • 本人確認書類(写真付きが望ましい)

本人確認書類は写真付きでない場合、2種類以上の提出を求められる場合があります。

本人確認書類の扱いも店舗によって違うので、来店前に確認しておきましょう。

1,質屋の店頭に行き、査定を依頼する

質入れに必要なものが準備できたら、質屋の店頭に直接向かってください。

事前に問い合わせておきたい内容がなければ、連絡なしで店頭に行ってOKです。

質屋の店内に査定窓口があるので、査定希望である旨を伝えましょう。

査定する品物を預け、査定結果が出るまで待ちます。

2,本人確認書類を提出する

店舗によっては査定前に本人確認書類を提出しなければならないので、求められたタイミングで提出してください。

質屋は20歳以上しか利用できないので、生年月日も確認されます。

3,査定結果を聞き、借り入れする

品物を預け、本人確認書類を提出したら査定が始まります。

査定中は基本店内で待ちますが、混雑している場合は外出も認められるので指示に従ってください。

預け入れる品物の量や内容によりますが、査定は早いと数分で完了します。

高額になりそうな品物の場合は、10分~30分程度を目安に考えておくのが無難です。

4,質札の作成、受け取り

査定が終了したら、査定金額と質入れで借りられる金額が伝えられます。

査定のみで終了する場合、品物を受け取るだけでOKです。

このまま借り入れまで行う場合は、質札を作成しなければなりません。

質札はいわゆる契約書なので、個人情報や借り入れの内容を詳しく記入します。

質札が問題なく作成できたら、借入金を現金で受け取ります。

財布に入らないほど高額になる可能性がある人は、お金を安全に運べる鞄を用意しておきましょう。

現金と質札を受け取ったら手続きは終了です。

5,借入金の返済

質屋で借りたお金は、基本的に質屋の窓口に直接持っていき返済します。

振込や引き落としでは返済できないので注意してください。

先程も紹介した通り、質屋で借りたお金は返済義務がないため、返済期限が近付いても連絡はありません。

自分で期限を覚えておき返済しなければならないので、質札に書かれた返済期限を必ずメモしておいてください。